久しぶりに経済のお話

ここのところ、営業車のお話ばかりでした。
 
そういえば、うちは保険代理店じゃん(笑)
 
 
 
ってことで、今日は、各社から発表される決算についての私論です。
 
 
 
アベノミクスの名のもとに、
「これから、景気は良くなる!」
という、実体のない期待に、多くの人が躍らされています。
 
 
 
円安、株高・・・・
日経平均株価は、18,000円を回復する
というエコノミストもいます。
 
事実、今日の終値は、14,000円を回復しています。
 
 
 
しかし、問題は、前述した、
「実体のない・・・」
 
というところにあります。
 
 
 
 
 
ここのところ、
ソニーが黒字転換
というニュースがありました。
 
 
 
でも、よく考えてください。
このところ、ソニーにヒット商品てありますか?
 
 
 
テレビのブラビアは、御存知の通り、地デジ化が一段落して、とにかく売れない。
 
ウオークマンは、アップル、携帯に押されてヒットなし。
 
ゲームも、携帯を中心としたソーシャルネットワークゲームに押されっぱなし。
 
 携帯のエクスぺリアも、アイフォンにはかなわない。
 
 
 
そうなんです。
ソニーは、黒字転換したのは確かです。
 
ただし、本業にヒット商品が生まれての黒字転換ではありません。
 
不動産の売却、リストラなどの経営努力が黒字化させたんです。
 
 
 
 
また、
トヨタが、1.8兆円の営業益
というのも話題になりました。
 
 
 
しかし、中国では、相変わらず尖閣問題で苦戦しています。
 
北米、欧州でも、ハイブリッドのアドバンテージはなくなりつつあります。
 
 
 
つまり、トヨタの営業益も、爆発的なヒット商品の貢献ではありません。
 
 
 
 
 
一番大きいのは、
「円安」
 
 
 
つまり、外的要素です。
 
 
 
 
 
 
ソニーは、一時的な経営努力。
トヨタは、為替差益。
 
 
 
 
これが、実体のない、好景気を生んでいます。
 
 
 
 
 
もちろん、これによって、
設備投資
商品開発費
が増えて、いずれ本業も力を回復するでしょう。
 
 
 
でも、今は、違います。
 
 
 
まだ、日本の景気は回復したわけではありません。
なんとなく・・・・に躍らされていると、いつかまた日本経済は手痛いしっぺ返しを食うことでしょう。
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