本日の日本経済新聞記事

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本日の日本経済新聞の一面。
一面に踊る見出しが、
 
「大手損保2社が最終赤字」
 
というものでした。
 
 
大体この手の悪い記事には、なぜかいつも弊社取扱保険会社「損保ジャパン」が、含まれます。
案の定、損保ジャパンを傘下に持つ、NKSJホールディングス。
そして、もう一社は、
三井住友海上などを傘下に持つ、MS&ADインシュアランスグループホールディングス。
でした。
 
 
同記事によると、
NKSJホールディングスが、4・9月期の連結最終赤字373億円。
MS&ADインシュアランスグループホルディングスが、4・9月期の連結最終赤字94億円。
とのこと。
 
 
両社とも、通期でも赤字転落の可能性とのことです。
 
 
ここで、問題は、この赤字を生んだ理由です。
 
 
なぜここまで巨額の赤字を生んだのか?
 
真っ先に思い浮かぶのが、中国の暴動による保険金支払でした。
 
ところが、答えはNO!
 
 
言ってみれば、それならまだマシです。
保険料をお支払いいただいたお客様も、相互扶助の保険本来の姿としてご納得いただけたでしょう。
また、株主の方も、本業による赤字として耐え忍ぶことも求められたでしょう。
代理店としても、納得せざるを得ません。
 
 
しかし、理由は、
「保有株式の評価損」
です。
 
 
こんなにくだらない理由があるでしょうか?
 
保険会社は、皆様からお預かりした保険料を、一部運用しています。
生命保険会社と同様です。
 
簡単に言えば、この運用の失敗です。
 
 
この体たらくで、保険料値上げ?
経費削減も前に書いたように遅々として進まないこの状況で、保有株式の評価損による赤字?
 
 
バカらしくて話になりません。
 
 
この状況は、当然ながら経営陣の刷新は必須です。
 
 
いつまでも、株式の持ち合いとかいう悪しき伝統をひきずるからこうなるんですよ。
 
 
 
何度でも言います。
保険料値上げの前に、まずは身を切れ!
 
新宿の高層ビルの上層階で、涼しい顔してる奴ら。
 
地方の営業店で、身を粉にして働く社員、代理店、そして誰よりもお客様に対して申し訳ないという気持ちがなければ、かつての生命保険会社のように、消えゆく立場になるぞ。
 
 
 
契約者の皆様へ
 
上記のようにかなり厳しいことを書いていますが、これはあくまでも、
「経営陣に対する叱咤激励」
です。
 
損害保険ジャパンは、今後、決算発表を行った際に、あわせて、
「ソルベンシーマージン比率」
なる数字を発表します。
 
この数字が、200を超えていれば、健全といわれています。
 
損保ジャパンは、平成23年度で、
「502.5%」
を誇っています。
 
当然ながら、まだまだ健全な経営をしていますので、ご安心ください。
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