今日、弊社の敏腕担当者が、我々代理店の生命線である、
「代理店手数料ポイント」
について、説明に来ました。
まあ、言ってみれば、給与所得者の皆様にとっては、
「給与査定の見直し」
みたいなもんです。
その内容は、あまりにも唖然とするものでした。
再三再四、担当者に聞いたのが、
「この基準をだれが決めたのか?」
ということ。
現場を走り回る彼らにとっても、実は苦渋の報告だったようです。
つまり、これを決めたのは、この暑い中、涼しいビルで現場のことなどわからず、机上の論理で物事を決めている連中です。
これぞまさに、大企業病。
でも、私が安田火災の研修生になったころは、もっと骨のある社員がたくさんいました。
上の言ってることでも、おかしいといえる社員が。
合併に合併を繰り返し、
「メガ損保」
なんていわれていても、その内情は大企業病に蝕まれているとしか思えません。
これ読んで、はっきり文句の言える社員。
出てこいや!
さて、同じように、思わず笑ってしまった大企業病の記事が新聞に出ていました。
「大手生命保険会社が、女性登用の目標設定」
一見、安倍首相の求める女性活用に沿った、いいことだと思うかもしれません。
でも、よく考えてみてください。
これこそ、大企業病でしょう。
男女関係なく、能力のあるものを登用するのが普通でしょう。
わざわざ数値目標化することの意味ってなんですか?
まさに、逆差別でしょう?
100の能力の男性社員と、99の能力の女性社員。
二人のうち、どちらかを要職につけようとなった時、
「女性登用の目標があるから、今回は女性の社員を登用しよう」
そうなるのは、見え見えでしょう。
それが、日本企業の、大企業の最大のウイークポイントだと、まだ気づかないのでしょうか?
こういう、大企業病。
それを治療できるのは、内部の者です。
もしかしたら、こういう風土を治療できるのは、全く新しい人種ともいえる、
「ゆとり世代」
だと、期待してみたい。