保険会社の社員の大好きなものってご存知ですか?
保険関係者なら、間違いなくこう答えるでしょう。
「キャンペーン」
だと。
キャンペーンとはなにか?
まあ簡単に言えば、新商品、新特約が出た時などに、代理店に競わせて販売する手法です。
どこの代理店が、何件売った!
とか、
どこの代理店が、いくら売った!
とか、で盛り上げる販売手法の一つです。
このキャンペーンというのは、必ずしも一つとは限りません。
いろんなキャンペーンがありすぎて、本末転倒、
何をどうしたらいいのかわからなくなることがあるくらいです。
実は、7月末まで、一つ画期的なキャンペーンが行われていて、終了しました。
このキャンペーン、何が画期的だったのか?
それは、
「なぜこのキャンペーンをやるのか?」
を、社員にプレゼンテーションしてもらったことです。
通常、キャンペーンというのは、社員主導で押し付けられるのが常です。
そこで、今回は、キャンペーンを行う理由を社員にプレゼンしてもらったわけです。
その内容の如何によっては、キャンペーン不参加もありにしようということで始めました。
正直言って、このプレゼンには、全く期待していませんでした。
まあ、おそらく販売手法をロールプレイングして見せて、
「こんな感じで売ってください。」
という手のものになるんだろうと思っていました。
ところが、ふたを開けてみたら素晴らしいプレゼンに感心しました。
代理店にとって、
なぜこのキャンペーンが必要なのか?
なぜこの商品を拡販するべきなのか?
この商品の拡販の先に何が待っているのか?
をこと細かく説明してくれたわけです。
この、
代理店にとって・・・
というのが最大のポイントです。
どうしても、自分自身の目線からやってしまいがちなこの手のプレゼン。
資料を作ったのは、女性社員と聞いて納得しました。
旧態依然としたキャンペーンも、女性が加わるだけで、一気に変化します。
この段階で、
女性が入ったから・・・
というのも、古臭い差別だとは思いますが、このような女性の躍進は大歓迎です。
これをきっかけに、保険会社が少しずつ変わっていく。
究極の目標を見つけて、今回のキャンペーンは終了したといえるでしょう。
ちなみに、皆様のおかげさまをもちまして、本キャンペーンにおいて、弊社は、
優勝
させていただきました。
ありがとうございました。