保険会社の実情

 
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弊社取扱保険会社・損害保険ジャパンに、ラクラク作成システムというものがあります。
自動車保険などの付保証明書
(保険の契約内容を明示し、契あy句が有効であることを証明する書類)
を、オンラインで作成するシステムです。
 
代理店が、証券番号を入力し、依頼するとファイルがオンラインで送られてくるシステムです。
 
作成依頼後、5?10分で、作成されることになっています。
 
従来は、支社のスタッフに依頼して作成してもらうため、非常に便利なシステムです。
 
ところが、待てど暮らせど、いっこうに送られてきません。
 
結局、できるまでにかかった時間は、30分です。
これなら、従来通り、支社に行って、作成してもらった方が、はるかに早いです。
 
そして、なによりも、この場合、顔を見て依頼できます。
ここのところ、保険会社は、リストラの一環として、このようなシステム化に躍起になっています。
 
でも、これによって、一番大事にしていたはずの、
「まごころ」
が、なくなっています。
 
昔、旧安田火災の社名入り封筒や、名刺には、
「まごころでサービス」
という素晴らしいことが印刷されていました。
 
今や、「まごころ」より、利便性、経済性が重視されています。
 
要するに、他業者に丸投げしてるわけです。
お客様のクレーム、代理店のクレームは、本体には、全く届かない組織になっています。
 
多くの保険会社が、このような状況でしょう。
にもかかわらず、先日書いたように、保険会社は、メイン商品の自動車保険を実質値上げしたわけです。
 
正に、自身の身を切ることなく、価格に転嫁。
保険業界の悪しき伝統は、まだまだ巣食っています。
 
本当のリストラ
(本来の意味・リストラクティブ=再構築)
を、行い、組織のスリム化、風通しのいい組織化を強く願います。
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