さて、連日のミトですが、納車からナビはついていました。
イクリプスのHDDナビです。
当時は、そこそこ高いモデルだったと思います。
ミュージックサーバーもありますし、機能的に問題はありません。
しかし、
「地デジに対応していない」
という問題点が。
やっぱり、
「地デジ見たいしなあ」
ってことで、ナビを交換します。
一旦外して配線等を見てみると、スピード線はAピラーから延長していたり、リバース信号が接続されていなかったり、結構強引な取り付けです。
さらに、せっかくのステアリングリモコンも使用不可能です。
というわけで、取り付けキットも入手しました。
車両管理を、CAN-BUSシステムで行う欧州車の場合、この手のキットは必需品です。
早速、イクリプスのナビは取り外します。
きれいさっぱり状態です(笑)
なお、ナビは中古パーツの大手に持ち込んだところ、5,000円で売れました。
ラッキー!
取り付けキットの配線図通り、まずは机の上で配線を作ります。
右上の黒い箱は、ミトの純正BOSEシステムの音量変換装置です。
これは、前のナビからついていましたので、再利用です。
スピーカーコードは、捩じっておくのが流行りみたいなので、マネしておきます(笑)
ナビ交換の最大の理由は、
「地デジの導入」
ですから、フィルムアンテナを張り付けします。
コツは、とにかく貼り付け面の丁寧な脱脂です。
せっかくAピラー周りをばらすので、最近の車の必需品、
「ETC」
も導入します。
こちらは、中古のETC5というモデルです。
ナビとの連動ケーブル付きです。
先に、オートバックスで、セットアップをしておきました。
本体は、グローブボックス内に取り付けます。
そのために、グローブボックスを、まずは取り外します。
この、グローブボックス、かなりあちこちに細かいネジがあり、一苦労でした(笑)
そして、みんカラはじめ、あらゆるサイトで研究しましたが、このグローブボックスの奥に、
「ヒューズボックス」
があるはずでしたが、見当たりません。
グローブボックス側から、ナビ裏を見てみると、ご覧のような伽藍洞。
これなら、ラパンのようなコードの取り回しに関する苦労はなさそうです。
ところで、ヒューズボックスはどこ?
という疑問を抱きつつ、作業は進みます。
外したグローブボックスは、事務所内で加工します。
よくみると、グローブボックスの上に小さな物入れがあることを発見。
ETC本体を入れておくには、ベストサイズです。
その、小さな物入れの裏側に、ホールソーで穴をあけ、配線を中に引き込みます。
今回の主役、ナビです。
選択に当たってのポイントは、
ミュージックサーバー付きであること。
地デジが視聴できること。
使い慣れたパイオニアかアルパイン。
この条件の下、AVIC-RZ900を選択しました。
無事装着です。
ドリフのDVDが映りました(笑)
ワイパー、ライトなど電機系部品を確認します。
化粧パネルを装着して完了です。
さあ、これで快適な営業車の完成!
と思いきや、サイドブレーキを下すと、
「走行中は、音声のみでお楽しみください」
の表示が。
え?助手席の方のために、サイドブレーキラインはアースに落としたのに?
実は、これが今回作業のミソです。
前述のヒューズボックスは、よくよく考えたら、左ハンドルのミトの場合、反対側の運転席側にあるのは当たり前のことでした。
ハンドル左の小物入れを外すと、奥側にヒューズボックスはありました。
そして、さらに、サイドブレーキのアース問題なんですが、
「確実にアースしましたか?」
という車屋さんの後輩に言われ、そういえばETCやら、ナビ本体のアースやらと一緒に車両コネクター側のアース線にネジ止めしていたことを思い出しました。
そこで、検電テスターでヒューズボックス付近の金属をいろいろと探ったところ、画像左上の部分がアースになることがわかりました。
エーモンのアース取り出しコネクターを張り付けし、確実にアースしたところ、サイドブレーキライン問題も解決しました。
ネットで納車前から知識だけを詰め込み、応用が利かなくなっていたのが、今回の問題点です(笑)