損保ジャパン、1000億円で英社買収方針
12月16日(月)8時15分配信
大手損害保険グループのNKSJホールディングス傘下にある損害保険ジャパンが、英国の中堅損保会社キャノピアスを、約1000億円で買収する方針を固めたことが15日、分かった。損保ジャパンは、キャノピアスの全株式を取得する方向で同社と詰めの交渉に入っており、早ければ今週中にも合意する見通し。
損保ジャパンは来年中に、キャノピアスの全株式を買い取る方針。キャノピアスは火災保険や海上保険が主力で、欧米企業向けの取引に強みがある。
国内損保市場は人口減少や競争激化で高い成長が期待できない。他の大手損保グループが海外で大型買収に動く中、NKSJも安定収益が見込める欧米先進国に本格進出する。
NKSJは2010年にトルコで、13年にもブラジルで企業買収を実施。キャノピアスの買収はNKSJにとって過去最大規模となる。
昨日の日経一面もこの記事でした。
正式な発表は、まだということでしょうか?
国内のニッチマーケット開拓のためにも、このようなノウハウを持つ保険会社の買収は大歓迎です。
ただし、この買収を有効に利用する能力が、損保ジャパンにあるというのが前提になりますが。