網膜剥離 手術後

 

昨日のブログ、

「網膜剥離」

の続きになります。

無事手術を終え、病室に戻ると、点滴も外れ手術した左目の眼帯以外、まったく普通の生活が送れる状態になりました。

なんですが、医師にいただいた言葉、

「スタート地点までお連れします。あとは本人の努力です。」

の本人の努力の時間がやってきたことになります。

注意事項として、

1.トイレ、洗顔以外の歩行は禁止

2.睡眠の際はベッドの角度を30度に固定し左目を下にする

ということでした。

つまり、起きている間は、ずっとベッドに座っている必要があるということです。

 

とはいえ、テレビを見ることも、本を読むことも、スマホの操作さえもOKです。

それなら、それほど大変なことはないんじゃないか?

そう思われる方も多いでしょうし、事実自分もそう思っていました。

今まで頑張って働いてきたから、リフレッシュ休暇くらいに考えていたのです。

ところがこれ、やってみると本当に大変です。

日中は90度に起こされたベッドに座りトイレ以外ベッドから降りられません。

テレビも読書もスマホも片目で見ることになりますので、肩から背中にかけての張りもはんぱではありません。

朝6時に起床し点眼。

22時には消灯。

生活リズムの再構築もなかなか大変です。

入院した初日は4人部屋でしたのでテレビもイヤホンを使わなくてはならないしとなかなかのストレスです。

手術翌日に個室が空くということでしたので、個室への移動をお願いしました。

個室になれば、電話、イヤホンなしでのテレビ、スマホ視聴、照明のオンオフも自由になるとのことでした。

とはいえ、自由に移動ができないので、例えば談話室で他の入院患者さんとお話しすることもできません。

そんな中、富士宮市立病院のスタッフの皆さんにはお気遣いいただき、あたたかいお言葉をいただきました。

心から感謝申し上げます。

 

そして、一夜をこえ翌日の午前中には個室に移動することができました。

とはいえ、個室使用料は5,500円(1日)が全額自己負担となります。

さらに、睡眠中の話も少々。

先にも書きましたが、

「30度に固定されたベッドで左目を下側にして睡眠」

とうのも、なかなか大変です。

寝返りをうつわけにはいかないので同じ姿勢でずっと寝ることになります。

30度の角度のベッド+枕となりますので結構起き上がった状態で寝ることになります。

さらに、せっかく手術したのにまた剥離したらという緊張感もあって眠れたものではありません。

そんな状態のまま1週間、7日間を過ごしていました。

眼科への入院でしたので、短期入院の方が多く土日などはほとんど入院患者さんはいなかったように感じました。

入院中は、点眼、食事の配膳、下げ膳すべて病院スタッフの方にしていただき、まさに、

「なにもすることがないこととの闘い」

だった気がします。

持ち込んだ本も2冊ありましたが早々に読破しネットやテレビにも飽きてしまい、それこそが最強の敵でした。

とはいえ、医師、スタッフの皆様のあたたかい看護のおかげで無事、退院の日を迎えることができました。

明日は、これこそが最も伝えたかった、経済的な総括についてお知らせします。

 

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