網膜剥離による入院・手術についてFP的観点から解説させていただきます。
入院期間 1月21日から1月28日までの8日間
手術名 左硝子体茎顕微鏡下離断術(網膜付着組織を含むもの)
支払金額 画像領収書の通り
差額室料 5500円×7日間(入院2日目から使用のため)
自己負担 30%(社会保険利用)
領収証単位 円
領収証からもわかるとおり、手術・麻酔は40万円を超える手術です。
個人的には、あれだけの技術を駆使していただいているだけに安く感じますが(笑)
注目いただきたいのは、中央右端にある、
計 654,260円
医療費の自己負担は上記の通り30%ですから、普通に考えれば、
654,260円×30%=196,278円
が自己負担になります。
これは、入院のしおりに書かれている、
「限度額適用認定証」
の説明になります。
富士宮市立病院では、医療費が高額になると予想される場合、あらかじめこの適用を勧めていただけます。
説明にもあるとおり、この適用を受けることにより窓口での支払いが自己負担限度額までになります。
昔のように、高額療養費(払い戻し)手続きが不要になるわけです。
今回、ご案内いただいた通りこの適用を受けたので、筆者の場合、
(1)区分エ 57,600円
に該当し、自己負担の最高額は上記金額になります。
この制度により、実は療養費の自己負担の最高額は、かなり抑えられています。
もちろん、これは国民皆保険を維持する我が国のメリットです。
さらに、あらかじめこの制度の適用を受けておけば、
窓口で一旦高額の療養費を負担→後日申請→払い戻し
の必要がなく、一時的な持ち出しもなく、後日面倒な手続きも不要になります。
現在のようなコロナ禍の社会状況では、ブログにもあげましたが、
「面会禁止」
となっている病院が多いと思われます。
そうなると、ありがたいのがこのようなセット。
今回は、全身麻酔もなく手術後もトイレも自由に行くことができましたので紙おむつなどは不要でした。
しかし、入院のためにタオルや洗顔、歯磨きセットなどを支度するのは入院前日にこなすのは大変です。
そこで、この、
「ケア・サポートセット」
を利用することにしました。
前述の通り、トイレなどの問題はありません。
浴衣やパジャマに関しては、日頃使用している自身のモノで十分ですので、
「Bプラン」
を選択しました。
これを契約すると、
「サービス品」
がついてきます。
そのため、歯ブラシやテイッシュなども持ち込む必要はありません。
さらに、今回の入院では入浴ができませんでしたが、濡れおしぼり(紙製)がセットに入っていましたのでこれで済ませました。
そのため、タオルもほとんど使いませんでした。
この契約が、
1日 308円
これは、後日、自宅に請求書が来るということでした。
308円×8日間=2,464円
になるということです。
今回の入院にかかわる支出
医療費自己負担分 57,600円(前述 限度額提供認定証利用)
食事一部負担金 9,200円
室料差額 5,500円×7日間=38,500円
病院窓口支払い 105,300円
ケア・サービスセット利用料 2,464円
総合計 107,764円
この金額で済んだのは、健康保険の手厚い補償と短期入院で済んだからです。
差額室料も、5,500円でしたので、比較的安価だったといえるかもしれません。
医療保険に1万円で加入していた場合
10,000円×8日間+手術給付金(今回の網膜剥離手術10倍)=180,000円
医療保険に5千円で加入していた場合
5,000円×8日間+手術給付金(今回の網膜剥離手術10倍)=90,000円
このような入院による出費は上記のような直接的なものだけではありません。
仕事は休まなくてはなりませんし、病院までの交通費などもろもろの出費があります。
医療保険は1日1万円をお勧めさせていただく理由を身をもってお知らせできれば幸いです。